11月22日に白馬村ウイング21で行われた「神城断層地震から10年シンポジウム」に5年生が参加し、防災学習の成果を発表しました。5年生では、10年前の神城断層地震について、保護者にインタビューしたり、被害に遭った地区を回ったりしながら学習を深めてきました。学習の最初に行った保護者へのインタビューからは、「ゴゴゴという地鳴りがした」「当時赤ちゃんだった自分たちを落下物から守ってくれた」などということが分かったそうです。また、村内の被害に遭った集落を回ったことで「地震で壊れた鳥居の断面からその恐ろしさが分かった」「今はもうほとんど家がない真木集落にも地震の前は9棟家があったことから地震の大きさを実感した」等の感想を持ったそうです。それら学んだことをもとに、子どもたち自身で発表スライドとセリフを考え、準備を進めてきました。当日は、大勢のお客さんが見つめる中、はっきりとした声で発表することができました。でもこの学習は終わりではありません。これから「避難した後は、どのように避難場所で生活していくのか(ペットはどうするのか?避難生活が長引いたらどうするのか?)」という新たな疑問に向かって学習を展開していきます。
発表が終わり、ほっとしている子どもたちです。